アースナビ推進工法協会

安全衛生管理のご紹介

アースナビ推進工法協会では、現場施工のDX化をとともに安全衛生管理態勢の強化にも取り組んでおります。

アースナビ推進工法協会における安全衛生管理の取り組み

  • アースナビ推進工法協会では、施工現場のDX化とともに、各センシングによる安全衛生管理を行っております。
  • 現在、推進施工分野では立坑内環境をDX化して遠隔監視態勢を実現に向けて動いており、今後は推進施工以外の分野でも安全衛生管理を支援する取り組みを行います。
  • 安全衛生管理その1 推進施工現場立坑内の安全衛生管理

    2023年度から、立坑内の安全衛生管理を実現するために先行して次の3点について遠隔監視する仕組みを開発中です。
  • 計測装置の故障原因となる落雷事故の防止に向けた電気的遮断装置の実現
  • 立坑内作業者の酸欠事故防止のためのセンシング
  • 降雨時の立坑内水没防止に向けたセンシング
  • 推進施工現場立坑内の安全衛生管理イメージ

    システム構成

    本システムは、雷災害、酸欠事故、水侵入の3要素を防止するためのセンシングユニットとモニタリングを行うユニットの4ユニットで構成されます。

    落雷事故防止ユニット    :電気的切断により落雷影響によるSリードの故障を防止する装置です。
    酸素濃度計測ユニット    :立坑内の酸素濃度を監視し、危険状態となった場合に警報が鳴動します。
    水侵入検知ユニット     :立坑内の水侵入が危険水位に達した場合に通知します。
    モニタリングユニット    :PCやスマートフォンで状態モニタリング、危険時にメールで通知します。

    各ユニットの構造

    ・落雷事故防止ユニット

    電気的切断により落雷影響によるSリードの故障を防止する装置です。
    装置に設けられたレバーの操作することにより、施工時間帯ではSリードへの通電を確保し、非施工時間帯ではSリードと電気的に切断してSリードへの雷サージ侵入を阻止します。
    立坑壁面に装着可能なアダプターが付属します。

    立坑安全衛生管理支援システム-01
    落雷事故防止ユニットの構造

    ・酸素濃度計測ユニット

    立坑内の酸素濃度を計測して監視します。
    酸素濃度が低下して危険領域に達した時、ブザーが鳴動して危険を立坑内作業者に知らせます。
    地上に送られた観測結果を監視用端末で確認できます。立坑壁面に装着可能なアダプタが付属します。
    電源には付属のAC100Vコンセント用アダプタか電池を使用します。

    立坑安全衛生管理支援システム-01
    酸素濃度計測ユニットの構造

    ・水侵入検知ユニット

    立坑内の水侵入を付属のセンサで検知して通知します。
    設置壁面、推進架台などに、危険水位よりも低めの位置に装着して地上側で監視します。
    立坑内に装着するためのアダプタが付属します。

    立坑安全衛生管理支援システム-01
    水侵入検知ユニットの構造

    ・モニタリングユニット

    各ユニットのデータを取得して地上で監視するユニットです。
    クラウドに転送する機能も有しており、PCだけではなく、スマートフォンやタブレットなどで遠隔監視することが可能です。
    危険時に緊急メールを指定メールアドレスに送信して通知する機能も備えております。

    立坑安全衛生管理支援システム-01
    モニタリングの流れ