①自然条件
・Sリードは、強風、強雨、強雪時には作業を行わない
・Sリードは使用温度:0~40℃、使用湿度:結露の無いこと
②現場条件
・Sリードは、幅43cm×奥行32cm×高さ22cm(約0.14㎡)のスペースで取付け可能である
③技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能 ※光ファイバジャイロの提供地域制限から国内での使用に限定する。
④関係法令等
特になし
①適用可能な範囲
・Sリードはヒューム管呼び径φ250以上、最大施工距離には制限は無く、最小曲率半径・適用土質等は使用する推進工法に依存する。
・地上作業がないため、河川横断、鉄道横断、埋設物有でも施工可。
②特に効果の高い適用範囲
・河川横断、地上建造物、国道横断など地上作業が困難な工事。
・土被りが深い、埋設物があるなど電磁波ロケータ計測の精度不良が予測される工事。
・その他、地上作業の安全が確保できない工事。
③適用できない範囲
掘削時に掘削機の姿勢が急激に変化する可能性のある超軟弱地での工事。
④適用にあたり、関係する基準およびその引用元
特になし
①設計時
本工法は誘導計画線の作成した計画線と実測位置の差から掘削機の進行を誘導する。誘導計画線は現場での測量結果をもとに作成するが、この測量結果は最新でかつ正確なものが必要である。
②施工時
・初期直線ではレーザ計測との対比をおこない補正をすることが必要である。このため、レーザ計測時の基線方向(発進坑からBCへの直線)を厳密に定める必要がある。
・本工法は原理的に掘削機が斜め押し(掘削機が進行方向左右に傾いたまま直進する)の場合に計測誤差が発生する。これは、N値が低い軟弱地盤で発生するため正確な計測には一定程度のN値が必要である。
③維持管理等
精度を維持するために可動部分のオーバーホールとセンサーの校正が必要な場合がある。
④その他
・精密測定器であり、落下及び輸送時の衝撃に十分注意すること。(運搬時、施工時に過度の衝撃が加わった場合には、装置内部が故障し計測に支障が出る場合がある)
・使用している高精度ジャイロは輸出規制貨物に該当するため、仕向国の如何に関わらず経済産業大臣の輸出許可が必要である
Sリードは掘進機の施工方式および管径に合わせて製作します。掘進機の構造によりレーザターゲットの前方に装着するものと後方に装着するものの2種類があります。分離型はレーザ光を通過させるため分割型になっています。
一体型は適用管径 φ 250 から製作可能です。(外形寸法 W430×D240×H220(mm))
分離型は適用管径 φ 400 から製作可能です。(外形寸法 W320×D430×H220(mm))
①ラムサス Sリード搭載位置
②ドルフィン Sリード搭載位置
Sリード搭載位置 図面